『重篤』という言葉の意味をご存知でしょうか。
2月23日に北海道は、道内の20代から80代までの合わせて8人がコロナウイルスに感染したことを公表しました。
感染された方の症状が報じられてましたが、『重篤』『重症』『重体』の違いがわかりませんでした。
『重篤』『重症』『重体』の基準や意味の違いについて調べていきます。
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『重篤』『重症』『重体』の基準や意味の違いはなに?

画像引用:Twitter
2月23日に北海道でコロナウイルス感染が確認された方で、20代の学生の女性は人工呼吸器をつけている状態で容体は『重篤』、70代男性は『重症』で酸素を投与しているということです。
どちらも一見同じような意味に思えますが、『重篤』『重症』『重体』では意味が違います。
『重篤』の基準や意味
生命の危険が切迫しているもの
生命の危険が切迫しているものとは、
- 心・呼吸の停止または停止のおそれがある もの。
- 心肺蘇生を行ったもの。
このままの状態では死に至ってしまう状態のことをいいます。
『重症』の基準や意味
生命の危険の可能性があるもの
消防庁が定めた言葉で、「傷病の程度が3週間以上の入院を必要とするもの」とされています。
一般的には病気の程度が重い状態を指します。
『重体』の基準や意味
命にかかわるほどの重い病気、負傷であるもの
『重体』はケガ、病気にかかわらず使用できます。
『重体」は病気の症状ではなく、生命の危険を表すと言葉になります。
『重篤』『重症』『重体』コロナウイルスでの違いは?

コロナウイルスに感染した方の症状や基準での『重篤』『重症』『重体』の違いは明らかになっていません。
『重篤』の北海道20代学生の女性は2月22日にみずから救急車を呼んで搬送、入院後に肺炎の症状がみられて現在は人工呼吸器をつけて治療を受けているとのことです。
報道通り『重篤』であるならば、心肺停止のおそれがある状態かもしれません。
『重篤』『重症』『重体』の基準や意味の違いはなに?コロナでは?まとめ

『重篤』『重症』『重体』の基準や意味の違いやコロナウイルスでの違いを調べてみました。
コロナウイルスに感染された方の回復とコロナウイルス感染の早期終息をお祈り申し上げます。